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九尾狐(クミホ)異伝
第3章 月夜の変化(へんげ)
「今し方、喉が渇いて眼を覚ましたら、お前がいなかったので愕いたよ。どこに行っていたんだ?」
 ここで彩里が〝私はずっとここにいた〟とでも言えば、俊秀は妻に真相を問いただすこともできた。しかし、彩里は愛くるしい表情で応えたのである。
「月があまりに美しいので、表を歩いていたのです」
「こんな夜更けに若い女がたった一人で? もし不心得な輩に絡まれたり、攫われたりしたら、どうするつもりだったんだ?」
 それは満更、嘘ではない―というより、全く彼自身の素直な心境であった。
 若く美しい妻が深夜、夜着姿でふらふらと町を歩き回るなど良人して許せるはずがない。
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