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情欲の塔
第1章 俺は変態じゃねえ
部屋の外をぱっと見た限りでは、まるで牢獄のような、無機質で固い壁と廊下がどこまでも続いているようだった。取り敢えず中に戻ることにする。
改めて部屋の中を見渡すと、最初に自分が寝ていたベッドと机以外は何もなく(なぜか椅子はない)、がらんどうだ。
ふと、机の上に何か置かれているのに気づく。
「なんだ?」
見ると、一枚の紙だった。何か書かれているようだ。なになに――
『勇者よ、この世界へようこそ。元の世界へ戻りたければこの塔の最上階へくるがよい。あと姫も助けにこい』
「で、お前は誰だよ。さっきのやつか?」
…どう考えてもそうだよな。
浩介は一通り部屋を探したが、服なんてこの部屋にはないということがすぐにわかった。探索時間は一分もかかっていないだろう。
「ったく、何がしたいんだよ。先に服返せよ」
相当怪しい格好だが、仕方がない。どうしようもないので、服を探しに行くためにも取り敢えず部屋を出ることにした。
改めて部屋の中を見渡すと、最初に自分が寝ていたベッドと机以外は何もなく(なぜか椅子はない)、がらんどうだ。
ふと、机の上に何か置かれているのに気づく。
「なんだ?」
見ると、一枚の紙だった。何か書かれているようだ。なになに――
『勇者よ、この世界へようこそ。元の世界へ戻りたければこの塔の最上階へくるがよい。あと姫も助けにこい』
「で、お前は誰だよ。さっきのやつか?」
…どう考えてもそうだよな。
浩介は一通り部屋を探したが、服なんてこの部屋にはないということがすぐにわかった。探索時間は一分もかかっていないだろう。
「ったく、何がしたいんだよ。先に服返せよ」
相当怪しい格好だが、仕方がない。どうしようもないので、服を探しに行くためにも取り敢えず部屋を出ることにした。