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情欲の塔
第1章 俺は変態じゃねえ
出来ることなら外したいこの恥ずかしいプレートをそのままに、俺は廊下へ出る。そして階段を見つけた。見上げると、どうやらかなり上まであるらしい。下にも続いているが、封鎖されているため降りられそうにない。
「しかたねえ…とりあえずこの階から探すか」
こんなことを考えたクソ野郎も、長いこと裸のままいさせるような鬼畜じゃないだろ、さすがに。そして比較的早い段階で服が見つかることを祈る…。
まずはすぐ隣の部屋から。さっきの部屋と同じような作りで、あるのはベッドと机のみ。その隣も同じだ。そのまた隣も。
「……ん?」
同じような部屋が続き、またろくに調べもせずに通りすぎようとしたとき、机の上に白い何かを見つけた。…紙だ。
「またか」
近づいて、読んでみる。そこにはこう書かれてあった。
『おまえのために服を用意した。この机の引き出しの中だ』
引き出しを開けてみる。『感謝しろ』と書かれた紙と共に、何か入っていた。それを取り出し、広げてみる。
紺色のタイツだった。股の部分が破け、大きく穴が空いている。
「余計変態チックじゃねーか!!」
ふざけんな、と床に叩きつける。こんなん履いたら変態度が増すだけだ!履くわけねーだろ!アホか!!
どすどすと部屋を出る。…が、振り向く。
「………」
結局履いた。
「しかたねえ…とりあえずこの階から探すか」
こんなことを考えたクソ野郎も、長いこと裸のままいさせるような鬼畜じゃないだろ、さすがに。そして比較的早い段階で服が見つかることを祈る…。
まずはすぐ隣の部屋から。さっきの部屋と同じような作りで、あるのはベッドと机のみ。その隣も同じだ。そのまた隣も。
「……ん?」
同じような部屋が続き、またろくに調べもせずに通りすぎようとしたとき、机の上に白い何かを見つけた。…紙だ。
「またか」
近づいて、読んでみる。そこにはこう書かれてあった。
『おまえのために服を用意した。この机の引き出しの中だ』
引き出しを開けてみる。『感謝しろ』と書かれた紙と共に、何か入っていた。それを取り出し、広げてみる。
紺色のタイツだった。股の部分が破け、大きく穴が空いている。
「余計変態チックじゃねーか!!」
ふざけんな、と床に叩きつける。こんなん履いたら変態度が増すだけだ!履くわけねーだろ!アホか!!
どすどすと部屋を出る。…が、振り向く。
「………」
結局履いた。