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情欲の塔
第2章 変態でスイマセン
他人事じゃないぞ、お前も。

「お…前、っも…早く、入れろよ」

「え?」

「多分…っはあ…これは、二人とも…やらないと、ダメだ」

「な……」

「二つ…っん…あるって、ことは、あ…そういう、ことだろ」

「………」
身体を震わせながら言う俺に、何をされているのか、さすがに察しがついたのか、金髪イケメンはわずかに頬を赤らめた。壁の尻コンに目を落とし、わかったよ、と呟いた。

そして、ぐぐっと押し入れる。

「ん……」

先ほどより少し空気が冷たく感じられた。…と、一瞬だけ、何かがソレに触れる。

「っ……!」
ひんやりとした何かがソレをつつく。その度にぞく、ぞく、と身体を強張らせてしまう。

「ぐっ…!」
こちらの反応をうかがうように、チョン、チョン、と繰り返しつつく。食いしばり、声を出さないように耐えていると、それは急に動きを変える。

「ふあっ…!」
触れるか触れないか、微妙な加減で溝をなぞった。そして今度は、ぎゅっ、と唐突にモノを握り込む。

「ひっ…!」
冷たさにぞくりとする。冷たく柔らかい何かに、ソレは包まれている。

やがてゆっくりと動き出し、モノを揉みしごいていく。悪寒のような、快感のような、ぞわぞわと全身に響くなんとも言えない刺激。

だが冷たかったそれは、モノから奪い、だんだん熱を帯びていく。それはプレーンでストレートな快感へと変わっていく。

「あ…、はあ…」
息が荒いでいく。足がガクガクと震え出す。快感に、崩れ落ちてしまいそうだ。

「ああ…ふ、あぁ…」
気持ち、いい。

「は、あ…んん…」
もう、ダメだ…。
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