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第8章 合コン後のプレイ

　磯上のための合コンは、創作料理屋で行った。２対２で対面に座る４人掛けのテーブル席。磯上の前に綾部夕子が座り、その隣が鈴木、その鈴木の前に山下香織が座っている。酒が飲めない磯上と綾部はウーロン茶を飲み、鈴木はビールで香織はレモン・サワーを飲んでいた。
　綾部夕子は大卒で入ってきた２年目の快活な女だ。中学からずっとバレーボールをやっていたというだけあって、身長１７０センチに届きそうな大きな体をしている。祥子もそうだが、こうして見みてみるとヤサ男の磯上俊太はこう言うボリューミー系の女が好きらしい。そうしてみると、香織は余りに真逆だ。そりゃあ捨てられるわなと思った。
学生時代から部活で鍛えてきた身体をスリムなグレーのビジネス用パンツ・スーツに包んだ綾部は、隣から見ていても男が悦ぶ身体つきをしている。特にＶ字に開いたスーツの胸元から見える白のカットソーの胸の盛り上がりに、ついつい何度も見てしまう。そして下を見ればパンパンに張った太腿がズボンをハチ切らんばかりだ。身体は女女の全開モードだが、性格はいかにも体育会のサッパリ男子系だ。酒は飲めないが、今時の若いのには珍しく付き合いがいい。