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同級生
第1章 シーン1  
 促されて和也はバスルームの椅子に腰を下ろす。

 その椅子は凹字型に真ん中に空間があって椅子に座ったままでも男性の股間を愛撫できるように工夫されている。

 熱めのシャワーを暫く当てた後、和也の背後にまわり背中からボディソープを掛けて手のひらで泡立てるように塗り広げる。直ぐに泡が立ってくる。

 どんどんボディソープを追加して、備え付けのハンドタオルを濡らして身体をこすってゆくと細かな泡が体全部を覆うほどになってきた。

 その泡を自分の身体の前面に丁寧にまぶしてから、彼の背中に胸を押し付けた。

「う、」

 和也のくぐもった声が聞こえる。そう、感じるでしょ。みんなそうよ、気持ち良いの。

 背中に密着した乳房で背中に円を画くようにして刺激してゆく。あたしもちょっと感じてくる。

 乳首が尖ってきている。和也は身体を硬くしている。まだ緊張しているのかな。

 あんたは何が目的でこんなラブホテルに来て、あたしを指名したの?

 誰からあたしのことを聞いたの。それ教えてもらうまでは安心できない。

 でも、それとは別の次元で身体が感じてきている。やばいなあ、ちょっと濡れ始めているかも。
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