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同級生
第1章 シーン1  
「あたしのこと誰に聞いたの?」

「聞いたんじゃない。」

「じゃあ、どうしてわかったの?」

「後をつけた。」

「えー、」

「本当なんだ。最初は駅裏のファッションホテル街で車から降りてホテルに入るのを偶然見つけた。近道とおるつもりで普段通らない道歩いたら、うちの制服だったから慌てて隠れて見たらそうだった。それから何度かこのホテル見張ってたら、前に見た車の運転手が小さなチラシを公衆電話のところの張ったりしてたんでそれを取って電話番号が分った。名前は電話かけて『前の子次も呼びたいんだけど名前忘れちゃって』っていうと日にちとホテルの名前言ったら教えてくれた。」

「探偵みたいね。」

「最初はびっくりした。なんでこんなことしてるんだろうって。」

「誰か他の人に教えた?」

「いや、そんなことしないよ。誰かに知られたらきっと困るだろうと思うから。」

「ふーん。で、目的は何なの?」

「目的?」

「なんのためにあたしを呼んだのかってこと。さっきお客として扱うっていったでしょ。お客としてのすることは終わったけど、でも、お金はまだもらってない。ただであたしと楽しもうってこと?」
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