パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 シーン1

　ちょっとした冒険は男を強くする。もし他の男に触られても彼がジェラシーを感じてくれればいうことはない。多少のいやな思いも目をつぶろうと思っていた。

　当日は二人だけで行くのも怖い気がして、彼の友人とその彼女の四人で行く事になった。

　彼の友人もハプニングバーは一度行って見たかったとのことで渋る彼女を口説き落としていくことになった。

　その日奈緒美は早退して一度マンションに戻った。

　ハプバーがどんなところかわからないが週刊誌の記事で見る限りかなりいかがわしい気がする。その中で真一が興奮するかもしれない。

　あるいはその場の雰囲気で私を欲することがあるかもしれない。きちんと用意だけはしておきたかった。

　第一みっともない身なりではいっしょに行く友人に対して真一に恥をかかせることになる。

　シャワーを浴びてバスタオルに身を包むと下着から入念に選んだ。

　胸の谷間が強調される濃いブルーに黒のレースの縁取りがあるブラにおそろいのTバックのショーツ。

　下着にあわせたブルーのミニドレスはボトムが今流行りのレイヤーフリルで太腿ぎりぎりまで透けている。

　黒のタイツをはいて奈緒美は化粧にかかった。

　アイラインをはっきり引いて、アイシャドーはいつもより濃い目にした。ルージュはシャネルの燃えるような赤。

　夜用にまぶたと目じりにラメを散らしておく。

　待ち合わせの場所に現れた奈緒美を見て真一はひゅーと口笛を鳴らした。