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誘惑のオークション
第1章 シーン1
力が抜け落ちたようになっている奈緒美は四つんばいの姿勢から再び拘束された後ろ手を引かれて立ち上がった。足ががくがくする。
「今日の開始価格は10000円です。それでは競りを始めます。」
進行はいよいよ佳境と声のトーンを上げる。
「3万!」
いきなり声が出た。
「5万!」
「5万5千!」
「7万!」
どんどん値がつりあがってくる。前に見たオークションではこんなに金額は上がらなかった。
「10万!」
ついに10万を超えた。いくら金額が上がっても真一はその5%しか負担はないから平気なのだけれど、相手は奈緒美との2時間のプレイにそれだけの価値を見出しているということなのだ。
競りあっている声は二人だけではなかった。
そういえば真一の声が聞こえないような気がする。
だが真一は最後に金額を吊り上げればいいのだからまだ出番ではないのかもしれない。
「今日の開始価格は10000円です。それでは競りを始めます。」
進行はいよいよ佳境と声のトーンを上げる。
「3万!」
いきなり声が出た。
「5万!」
「5万5千!」
「7万!」
どんどん値がつりあがってくる。前に見たオークションではこんなに金額は上がらなかった。
「10万!」
ついに10万を超えた。いくら金額が上がっても真一はその5%しか負担はないから平気なのだけれど、相手は奈緒美との2時間のプレイにそれだけの価値を見出しているということなのだ。
競りあっている声は二人だけではなかった。
そういえば真一の声が聞こえないような気がする。
だが真一は最後に金額を吊り上げればいいのだからまだ出番ではないのかもしれない。