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第1章 シーン1

　真一が耳か襟足に口付けをしてきた。

　駄目だよう。そんなことしたら。

　ものすごく感じてるのに、だめになっちゃう。

　硬く張っている乳房を揉み、乳首を口に含み引くようにする。

　かなりきつく乳首を引かれても、痛みより快感のほうが強い。

　感じる。

　どこもかしこも感じる。

　真一、もうあそこに真一が欲しい。

　尖っているクリトリスに指が触れた。

　身動きが困難なほど縛られていてもびくっと体が跳ねる。

　真一、もう駄目になるよう。そこは駄目だって。

　必死で奈緒美は絶頂を押さえようとした。

　我慢して我慢して最後に開放するように昇り詰めるほうが快感の度合いが大きい。

　アナルを責められながらの絶頂を夢想する奈緒美は体を硬くして耐えた。

「さあ亀甲縛りと股縄の緊縛が完成したところで奴隷によるフェラチオの時間です。縛られたままの不自由な状態で奴隷がどれほどご主人様を喜ばせることが出来るか堪能していただきます。」