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忘れられないあの人
第5章 キス
「はぅ…う……はぁっはぁ……」
ああ、苦しい!どうしてか息が続かない。
腹いせで、別れてから始めた煙草のせいか?
それとも全身が性感帯のようになった今の体のせいなのか。
うっすら目を開けてみると、やっぱりガン見している菜々と目が合った。
キスの最中、菜々はじっと目を見てくる。俺は知らぬ間に閉じてしまうのだけれど、そのアホヅラを見られていると思うと、恥ずかしいような興奮するような…
その、吸い込まれそうな瞳が、大好きで…
お願い、菜々!このまま俺のものになってくれ、いや、俺が菜々のものになりたい…
苦しいけど気持ちいい…このまま死にたい…
「ぷはぁっ!はぁっはぁ!」
息が限界なのを察してなのか、菜々から唇を離してきた。俺はというと、なぜだか目がウルウルしてきて…もう少しで涙が出そうだった。
菜々は頬を赤らめてはいるものの、俺ほど息切れはしていないようだった。
「直毅、もっと声出していいんだよ」
また、そんなことを言ってくる。
まったく、どこまでSなんだ、この天使は。
「まあまあ落ち着いて、直毅くん、お風呂入らないと、汗でベタベタだからね?」
少し距離を置いてからそう言った。
髪の毛を直す仕草がまたそそられる。
「あ、…は、はい…」
ズボン越しに主張してくるあれがなんとも虚しい。
「ね?一緒に入るでしょ!」
「お!」
ばっと今度は菜々の方から抱きついてきた。
「んー…なーおきー…す、き」
俺に顔を埋めて、そう言ったように聞こえた、気がした。
俺は菜々のこと、愛してるよ。
なんて言えない。
ああ、苦しい!どうしてか息が続かない。
腹いせで、別れてから始めた煙草のせいか?
それとも全身が性感帯のようになった今の体のせいなのか。
うっすら目を開けてみると、やっぱりガン見している菜々と目が合った。
キスの最中、菜々はじっと目を見てくる。俺は知らぬ間に閉じてしまうのだけれど、そのアホヅラを見られていると思うと、恥ずかしいような興奮するような…
その、吸い込まれそうな瞳が、大好きで…
お願い、菜々!このまま俺のものになってくれ、いや、俺が菜々のものになりたい…
苦しいけど気持ちいい…このまま死にたい…
「ぷはぁっ!はぁっはぁ!」
息が限界なのを察してなのか、菜々から唇を離してきた。俺はというと、なぜだか目がウルウルしてきて…もう少しで涙が出そうだった。
菜々は頬を赤らめてはいるものの、俺ほど息切れはしていないようだった。
「直毅、もっと声出していいんだよ」
また、そんなことを言ってくる。
まったく、どこまでSなんだ、この天使は。
「まあまあ落ち着いて、直毅くん、お風呂入らないと、汗でベタベタだからね?」
少し距離を置いてからそう言った。
髪の毛を直す仕草がまたそそられる。
「あ、…は、はい…」
ズボン越しに主張してくるあれがなんとも虚しい。
「ね?一緒に入るでしょ!」
「お!」
ばっと今度は菜々の方から抱きついてきた。
「んー…なーおきー…す、き」
俺に顔を埋めて、そう言ったように聞こえた、気がした。
俺は菜々のこと、愛してるよ。
なんて言えない。