この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
家庭教師とその弟
第5章 ご招待
2日後の土曜日の18時。
窓から外を覗くと、それらしき影があったので、急いで家を出た。お母さんには友達の家に泊まると言って出かける。
家の前の路地で、先生は空を見上げていた。
今日は眼鏡をかけていない。
「先生」
「あ、おう。行くか」
私が左隣に行くまで、口角をあげたいつもの笑みを浮かべていた。
もしかしたら今日、初体験を完走できるかもしれない。この間は、多分、まだ途中だったから。
「先生?」
「ん?」
今日は先生と呼んでも怒らないらしい。
「先生は、兄弟がいるんですよね?」
一瞬躊躇ってから、先生は頷いた。
「名前は?」
「諒太郎」
「蓮と諒なんだね!かっこいいー!」
「かっこいいか?歳は12だぞ」
先生は顎をあげていつもより上から私を見下ろして言う。
「歳離れてるんですねーいいなあ」
「りかは、弟が欲しかったの?」
「うーん、そうかも」
「でもなあ、ちょっと反抗期入ってきてるから、扱いづらいかもな、諒は。」
そんな話をしながらも徒歩5分ほどで到着。本当に近かったんだー。自転車すらいらないなあ。
こんなにも近かったのに、先生と出会ってもう1年半が過ぎてしまった。ここまでくるのにそんなにかかっちゃった。
片思い歴1年半。あれ?でも、私のこと好きって、言われなかったっけ?あれ?どうだっけ?
「ただいま」
「おじゃまします」
/31ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ