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家庭教師とその弟
第6章 夜に
でも、先生にとってよくないらしかった。
諒太郎くんを部屋に呼んだはいいが、先生は私から離れてベットに腰掛けている。
代わりに諒太郎くんが私の隣にいて、だからつまり、私と先生の間に諒太郎くんがいる。
「なに見る?りかは、なに系が好き?」
距離が近い気がしたので、座り直すと、更に近付いてきた。
「あー、邦画はあんまり好きじゃない」
「ほんと?一緒じゃん。俺はね、ヒーローものが好きなんだけど、ほら今やってるやつ、観た?」
「まだ観てないんだよねー、今月は洋服買っちゃったし」
「俺と観に行く?明日は?」
え?
それは、どうなんだろう?
もし私と諒太郎くんが行くとして、先生は行かないのかな?
「せ、先生は?行く?」
いつの間にかベットに横になっていた先生は、ちょうど雑誌を読み終えたところだった。
「明日は昼バイト」
「じゃあ、終わったら行く?」
「んー、見たことないんだよね、それ。続き物でしょ?予習なしでいける?」
「いけない」
諒太郎くんがすかさず言ってきた。
「あれはね、累計5作目だから、しかももろ前回の続きだし、5作品観てないとつまんない」
「先生が観たことないなら、今から通しで観るっていうの、は、流石にきついよね」
「ひとつ3時間弱だもんな、無理」
諒太郎くんはなぜか楽しそう。
「俺と観に行こうよ」
でも、それってデートっていうんじゃ?
あの、先生、なんか言ってよ。。
「え、あー、そうだけど、もうすぐで終わっちゃうし、その、観たいけど」
先生の方を見るけど、仰向けになって手で顔を隠しているので表情がわからない。
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