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家庭教師とその弟
第6章 夜に
「じゃあ行こう。決まり」
先生は黙っている。お願い、なんか言ってよ!
「蓮?いいよな?」
「駄目に決まってんだろー」
独り言のように呟きながら、起き上がった。
どことなくつまらなそうに、ぶつぶつ言っている。
「バイト休もっかな、あいつやるきねーしなー」
「いいだろ別に映画くらい」
「駄目ったら駄目だ。俺ともまだ行ったことないんだから」
「あ、じゃあ二人が行ったら行ってもいい?」
「なにわけわかんねーことを」
私のこと諦めたって言ったんじゃなかったっけ?どうして二人きりになりたがるの?
映画が見られないことは悲しかったし、趣味が同じ諒太郎くんともっと話がしたいとか思ってしまい、、頭の中がまた諒太郎くんで埋め尽くされそうだったので、私は話題を変えることにした。
「明日は、誰の家庭教師なの?」
ふと気になって聞いてみた。そう言えば、先生は何人の生徒をもっているのだろう?女の子は、いるのだろうか。
「明日はりかと同じ学校の中2の男子」
「は、ふーん」
よかったと思ったが、一応これも聞いておこう。
「生徒は何人いるの?」
「りか、そんなことも知らなかったの?3人だよ」
諒太郎くんに言われてしまった。
「へー。あと一人は誰?」
すかさず聞く。知りたくてしょうがない。
「高校生。あ、男子だよ」
先生は、私の必死な顔を見て、少し笑いそうになっている。
「りか、何気にしてんの?」
諒太郎くんにまで言われる。そんなに焦ってる?私。
「でもさ、もし女子を教えることになったらさ…」
そ、それは、なんだか嫌だなって、え?なにこれ嫉妬…!恥ずかしい!
「あ、わ…え、え?」
「あー、別に平気じゃない?」
慌てふためく私を他所に先生が答える。
そうなの?
え、そうかな。。。不安は拭えない。
そんな私を見ることはなく、先生は宙を見つめている。
「映画観ないのー?」
先生気怠そうに言った。
そんな気分には…うーん…
「よし!とりあえず1つ目見るか」
「う、うん」
先生は黙っている。お願い、なんか言ってよ!
「蓮?いいよな?」
「駄目に決まってんだろー」
独り言のように呟きながら、起き上がった。
どことなくつまらなそうに、ぶつぶつ言っている。
「バイト休もっかな、あいつやるきねーしなー」
「いいだろ別に映画くらい」
「駄目ったら駄目だ。俺ともまだ行ったことないんだから」
「あ、じゃあ二人が行ったら行ってもいい?」
「なにわけわかんねーことを」
私のこと諦めたって言ったんじゃなかったっけ?どうして二人きりになりたがるの?
映画が見られないことは悲しかったし、趣味が同じ諒太郎くんともっと話がしたいとか思ってしまい、、頭の中がまた諒太郎くんで埋め尽くされそうだったので、私は話題を変えることにした。
「明日は、誰の家庭教師なの?」
ふと気になって聞いてみた。そう言えば、先生は何人の生徒をもっているのだろう?女の子は、いるのだろうか。
「明日はりかと同じ学校の中2の男子」
「は、ふーん」
よかったと思ったが、一応これも聞いておこう。
「生徒は何人いるの?」
「りか、そんなことも知らなかったの?3人だよ」
諒太郎くんに言われてしまった。
「へー。あと一人は誰?」
すかさず聞く。知りたくてしょうがない。
「高校生。あ、男子だよ」
先生は、私の必死な顔を見て、少し笑いそうになっている。
「りか、何気にしてんの?」
諒太郎くんにまで言われる。そんなに焦ってる?私。
「でもさ、もし女子を教えることになったらさ…」
そ、それは、なんだか嫌だなって、え?なにこれ嫉妬…!恥ずかしい!
「あ、わ…え、え?」
「あー、別に平気じゃない?」
慌てふためく私を他所に先生が答える。
そうなの?
え、そうかな。。。不安は拭えない。
そんな私を見ることはなく、先生は宙を見つめている。
「映画観ないのー?」
先生気怠そうに言った。
そんな気分には…うーん…
「よし!とりあえず1つ目見るか」
「う、うん」