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しおりをはさむ運命の恋人
第3章 間宮 智之
ふいに。
「なぁ、間宮クン。間宮クンてさ、コッチだろ？」
と言われて、コッチ、と言うのが何なのか、僕にはさっぱり判らなかったのだけど。
「なんとなく、ニオイでわかるんだよね。俺もそうだから。」
そう言ったお兄さん…サトシさんといった…がぐっと身体を寄せてきて、あっと言う間にキスされた。
それは、僕と優美ちゃんがしたのとは全然違う、もっとアグレッシブで、貪るような、濃厚なキスだった。
背中がゾクゾクして、震えるのに、逃げられない…
身体のチカラが抜けて、全てをこの人に委ねてしまいたくなる。
これが、キス…
終わった後も夢を見ているようで、ぼんやりと心ここに在らずの状態になった…
「なぁ、間宮クン。間宮クンてさ、コッチだろ？」
と言われて、コッチ、と言うのが何なのか、僕にはさっぱり判らなかったのだけど。
「なんとなく、ニオイでわかるんだよね。俺もそうだから。」
そう言ったお兄さん…サトシさんといった…がぐっと身体を寄せてきて、あっと言う間にキスされた。
それは、僕と優美ちゃんがしたのとは全然違う、もっとアグレッシブで、貪るような、濃厚なキスだった。
背中がゾクゾクして、震えるのに、逃げられない…
身体のチカラが抜けて、全てをこの人に委ねてしまいたくなる。
これが、キス…
終わった後も夢を見ているようで、ぼんやりと心ここに在らずの状態になった…
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