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運命の恋人
第3章 間宮 智之
僕の初体験は、一生忘れられない黒歴史になった。

優美ちゃんは次の日から学校に来なくなり、僕は、彼女を深く傷つけてしまったことを、申し訳ないと思いながら、恥ずかしすぎて、謝ろうにもどんな顔して会えばいいのかもわからず。

電話で話すべき言葉も、送るメッセージの文言も思い付かず、ただ日をやり過ごすうち、タイミングも逸してしまって何もできなかった。

優美ちゃんはフェイドアウトするように学校を辞めてしまって、サトシさんの連絡先も知らないし、まさか家に押しかけるわけにもいかず。
傷む心を抱えながら、どうすることもできなかった。

優美ちゃんは、他に仲のいい友達とかもいなかったみたいで、消息が知れないまま。
僕は3年になり、 進路の選択を迫られる。
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