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運命の恋人
第3章 間宮 智之
冷蔵庫にあるもので何が作れるか少し考えて、結局、酢の物と板わさ、焼きおにぎりにした。

「結局ウチ呑みだと簡単なもんになっちゃうね。ま、この辺の酒にはシンプルな料理が合うからさ。パスタも好きで結構作るんだけど、それはまた後日ってことで。足りなかったら卵あるからだし巻きでも焼くよ。」

「全然、焼きおにぎり美味いです。」

ぱくぱくと焼きおにぎりを食べながら、酒も進んでて。
作り甲斐のある食べっぷりは見てて楽しい。

「よかった。いくらでもどうぞ」

僕は酢の物を摘んで冷酒を呑んだ。
好みのタイプのコが、そばに居るってのが、1番の肴だったりする。

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