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運命の恋人
第3章 間宮 智之
気づくと結構呑んじゃってて、立ち上がろうとした幸村クンの足がフラつく。慌てて身体を支えてソファに座らせながら、
「危ないから休んでいきな?タクシー呼んでも大した距離じゃないけど、どうせ明日は土曜だし、朝から予定ないなら泊まってくれても俺は構わないから。」
「いえ…そこまで甘える訳には…」
そう言う幸村クンはもう真っ直ぐ歩ける状態じゃなかった。しまった、飲み慣れないのに呑ませ過ぎちゃった…
初めて飲む酒に自分の限度が読めなかったんだろう。
しかも、今日出したのは初心者向けにと思って口当たりのいいのをセレクトしたから余計に呑みすぎたのかもしれない。ちょっと罪悪感を感じつつ、しんどそうな幸村クンを介抱する。
「ほら、このソファ広げるから」
ソファの背もたれと肘掛を倒してフラットにして、幸村クンを寝かした。
「すんません…」
「慣れないのに呑ませすぎたこっちにも非はあるし。口当たりが良いからつい呑みすぎちゃうんだよ。」
そう言って、ブランケットを掛ける。
「しんどいだろ、ちょっと緩めるよ」
ネクタイを緩めて抜き、ワイシャツのボタンも2つ外す。
カフスも外して袖をめくり、ベルトも2個ほど穴をずらして緩めた。
「危ないから休んでいきな?タクシー呼んでも大した距離じゃないけど、どうせ明日は土曜だし、朝から予定ないなら泊まってくれても俺は構わないから。」
「いえ…そこまで甘える訳には…」
そう言う幸村クンはもう真っ直ぐ歩ける状態じゃなかった。しまった、飲み慣れないのに呑ませ過ぎちゃった…
初めて飲む酒に自分の限度が読めなかったんだろう。
しかも、今日出したのは初心者向けにと思って口当たりのいいのをセレクトしたから余計に呑みすぎたのかもしれない。ちょっと罪悪感を感じつつ、しんどそうな幸村クンを介抱する。
「ほら、このソファ広げるから」
ソファの背もたれと肘掛を倒してフラットにして、幸村クンを寝かした。
「すんません…」
「慣れないのに呑ませすぎたこっちにも非はあるし。口当たりが良いからつい呑みすぎちゃうんだよ。」
そう言って、ブランケットを掛ける。
「しんどいだろ、ちょっと緩めるよ」
ネクタイを緩めて抜き、ワイシャツのボタンも2つ外す。
カフスも外して袖をめくり、ベルトも2個ほど穴をずらして緩めた。