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運命の恋人
第3章 間宮 智之
しかし…好みのタイプのコが、ウチで酔い潰れて寝てる、って、ホント目の毒だ。
ダメだと思うのに、目が離せない。

酔って薄っすら染まった頰。
気持ちよさそうな、無防備な寝顔に、ちょっと開いた口もセクシー…

よく寝てるし…ちょっとだけ…軽く、キスするくらいなら、バレないかな…

軽く、唇を重ねる。
久々の感触に止まらなくなって、でも、流石に舌を入れて吸ったらバレるかな、と警戒して、首筋のあたりを少し舐めてみた。

ちゅ、ちゅ…ちゅく…

「ぅあ….ン…」

セクシーな吐息が漏れる。
次の瞬間。

「ぅええっ⁉︎」

幸村クンが飛び起きた。

「あっ…ゴメッ…つい…」

僕も慌てて飛び退き、口を抑える。
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