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運命の恋人
第3章 間宮 智之
口を押さえて目を瞬かせる幸村クン。
僕は目を合わせられなくて、目を逸らしたまま、深い溜息をついた。
「本当に、ごめん…魔が差して…」
「間宮さん…」
僕は観念して白状した。
「俺…ゲイなんだ…会社でカミングアウトはしてないけど…幸村くん、すごい好みのタイプで…」
僕の告白に、脱力した幸村クンに慌てて言い訳する。
「でも、別に、今日襲うつもりで誘ったんじゃないんだ。それだけは、本当、信じて欲しい…やっぱり…気持ち、悪いよね…」
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