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運命の恋人
第3章 間宮 智之
幸村クンは、少し考えて、慎重に口を開いた。
僕のしたことを思えば、もっと、口汚く罵られても仕方ないのに…キチンと言葉を選んでくれてる。
「理解は、出来ませんけど…気持ち悪いとは、思いませんよ。人の好みはそれぞれだし…ただ、俺は、女性が好きなので、間宮さんの気持ちには応えられません…すみません」
僕はふるふるとかぶりを振る。
「こっちこそ、ゴメンね…同僚に、手出すなんて最低な事したのに…そんな風に言ってくれるなんて…幸村くんは、心が広いね…」
「いや、驚き過ぎて頭がついていかないってのが、正直なところっていうか…」
自己嫌悪で溜息しかでてこない。
「俺もさ…別に女の子になりたいとか、男に生まれたことに違和感があるとかじゃないんだけど、何故か好きになるのが男ばっかりで…悩んで、女の子と付き合ってみたりもしたんだ。でも、やっぱり自分を偽ってる感が強くて、だんだん辛くなってくるし、相手にも失礼だな、って思って。ゲイ同士で付き合えばいいんだけど。いいな、って思うのが、何故かノンケばっかりなんだよね…」
僕のしたことを思えば、もっと、口汚く罵られても仕方ないのに…キチンと言葉を選んでくれてる。
「理解は、出来ませんけど…気持ち悪いとは、思いませんよ。人の好みはそれぞれだし…ただ、俺は、女性が好きなので、間宮さんの気持ちには応えられません…すみません」
僕はふるふるとかぶりを振る。
「こっちこそ、ゴメンね…同僚に、手出すなんて最低な事したのに…そんな風に言ってくれるなんて…幸村くんは、心が広いね…」
「いや、驚き過ぎて頭がついていかないってのが、正直なところっていうか…」
自己嫌悪で溜息しかでてこない。
「俺もさ…別に女の子になりたいとか、男に生まれたことに違和感があるとかじゃないんだけど、何故か好きになるのが男ばっかりで…悩んで、女の子と付き合ってみたりもしたんだ。でも、やっぱり自分を偽ってる感が強くて、だんだん辛くなってくるし、相手にも失礼だな、って思って。ゲイ同士で付き合えばいいんだけど。いいな、って思うのが、何故かノンケばっかりなんだよね…」