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運命の恋人
第1章 朋会
赤ちゃんは、ほとんど奥さんの実家で見てるようだったけど、そちらの都合が悪い時は、たまにウチにも来た。
晃一という名前で、私にもよく懐いた。
喋る頃になると、私のことをともちゃん、と呼んだ。
順ちゃんもそのうち元気になっていって、私は高校を卒業したら、順ちゃんと結婚して、晃一のママになると決めた。
それなのに。
私が高校3年の秋。
お隣に別の女がやってきた。
本当は卒業したら結婚する気満々だったから、進学なんてどうでもよかった。でもお父さんやお母さんには順ちゃんと結婚したいとは言ってなかったし、通うつもりはないけど、進路希望は一応エスカレーター式で上がれる短大にしておいた。
その方が、いろいろごちゃごちゃ言われないと思ったから。
晃一という名前で、私にもよく懐いた。
喋る頃になると、私のことをともちゃん、と呼んだ。
順ちゃんもそのうち元気になっていって、私は高校を卒業したら、順ちゃんと結婚して、晃一のママになると決めた。
それなのに。
私が高校3年の秋。
お隣に別の女がやってきた。
本当は卒業したら結婚する気満々だったから、進学なんてどうでもよかった。でもお父さんやお母さんには順ちゃんと結婚したいとは言ってなかったし、通うつもりはないけど、進路希望は一応エスカレーター式で上がれる短大にしておいた。
その方が、いろいろごちゃごちゃ言われないと思ったから。