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運命の恋人
第1章 朋会
30分300円…てことは、ハーブ園でランチ含めなんだかんだで3時間いたら2000円弱か…結構行くな、とも思ったけど、現地でのランチがまぁ1人1,500円程度、と思えば、山崎さんはアルコールが飲めないタチだというし、僕も車なら飲めないから夕食も安く上がるだろうし、別にいいか…三宮に車置いてバスか地下鉄で行くって手もあるけど、三宮だって駐車場代が安いわけじゃないし、第一あの駐車場はだだっ広過ぎて毎回車を止めてから出口までが一苦労だ。

ネットのマップ上にはPマークも幾つか出ていて、何分か歩けば手頃な駐車場もある感じだったが、あの辺はあんまり車で行かないから土地勘もないし、結構道が入り組んでる。駐車場探して右往左往とかもカッコ悪いし、諦めてホテルの駐車場に車を停めることにした。

この時に、思いっきりケチって彼女を歩かせて減滅させる、という考えはなかった。
そこは何と言うか、自分の見栄が許さなかった。
あと僕自身が歩いて迷ったりするのは嫌だった。
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