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運命の恋人
第1章 朋会
愛撫を重ねながら、少しずつ入れては抜きを繰り返し、指2本がしっかり出し入れできるまでにかなり時間がかかり、僕の指はしわしわにふやけ、下半身はトーンダウンしていた。
それでもイケる、となるとすぐに元気を取り戻してくれるのが僕の分身で。
持参したゴムをつけ、そっと組み敷いた朋会の膝を立てて開かせ、中心にあてがってゆっくりと腰を沈めた。

「んんッ!」

眉間にしわを寄せ、顔を背ける。

「痛い?」

こくりと頷く朋会の目尻からまた一筋の涙。

ゆっくり小刻みに出し入れしても、受け入れて貰えたのは先端だけで、それ以上の侵攻は許してもらえず、僕は軽い溜息をつき、朋会の上から降りた。

「ここまでにしようか…」

朋会はびっくりしたように目を見開き、ぶんぶんとかぶりを振ったが、身体はまだ今じゃないと言っているようだった。

「焦ることないよ。今日できなくても、僕の気持ちが離れることはないから。ゆっくり行こう。」

朋会を抱き締めて、眠りについた。
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