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第1章 朋会

結婚して、すぐに妊娠した。

妊娠の経過は順調だったけど、悪阻はしんどくて、こんな思いしながらよく仕事を続けられるわ、と働くママを本当に尊敬した。

女の子が生まれて、でも陣痛も長くて、苦しくて、生まれた時はホッとする反面、もう二度と出産なんて出来ない！と泣いたら、健人さんが、一人っ子でもいいよ、僕たちでいい結婚が出来るようにサポートしていこう、と笑ってくれた。

健人さんは本当に優しくて、私は運命の人に出逢えたんだわ、と事あるごとに感謝する。

真面目だし、浮気もしたことない。

…わよね？と聞いたら、朋会を裏切ったら地獄を見そうで怖くて出来ない、と笑いながら、ウソウソ、君が何時までも綺麗で居てくれるからだよ、それは僕の為に努力してくれてるんだと信じてるんだけど？と素直に惚気られる。

私はこの人には敵わない。