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運命の恋人
第1章 朋会
「もう美桜はホテルに着いたかな?」
会社から帰って、健人さんが聞いてくる。本当に1人娘の美桜には甘い。
「えぇ、さっき電話があったわ。」
美桜は高校を卒業して、東京で1人暮らしをしてる彼氏の晃一くんの所に行きたい、と言ってきたけど、パパに言ったら怒られるかなぁ、というので、内緒にしといた方がいいわね、とアドバイスした。
美桜は、表向き、友達と卒業旅行に行っている事になってる。
「電話しようかな」
なんて言うもんだからちょっと慌てた。今頃晃一くんと仲良くしてるかもなのに、水をさすのも可哀想。
「もぅ、友達と居るところに父親がしゃしゃり出たりしたら、鬱陶しがられるわよ?高々2泊の旅行なのに。ただでさえ難しい年頃なんだから!」
「そっか…」
しょんぼりした健人さんがかわいくて、
「さ、早くご飯早く食べちゃって?偶には2人でのんびりしましょう?」
「…それもそうだな」
いきなり健人さんが私の頭を引き寄せてキスしてくる。
あまりに唐突で、びっくりした。
会社から帰って、健人さんが聞いてくる。本当に1人娘の美桜には甘い。
「えぇ、さっき電話があったわ。」
美桜は高校を卒業して、東京で1人暮らしをしてる彼氏の晃一くんの所に行きたい、と言ってきたけど、パパに言ったら怒られるかなぁ、というので、内緒にしといた方がいいわね、とアドバイスした。
美桜は、表向き、友達と卒業旅行に行っている事になってる。
「電話しようかな」
なんて言うもんだからちょっと慌てた。今頃晃一くんと仲良くしてるかもなのに、水をさすのも可哀想。
「もぅ、友達と居るところに父親がしゃしゃり出たりしたら、鬱陶しがられるわよ?高々2泊の旅行なのに。ただでさえ難しい年頃なんだから!」
「そっか…」
しょんぼりした健人さんがかわいくて、
「さ、早くご飯早く食べちゃって?偶には2人でのんびりしましょう?」
「…それもそうだな」
いきなり健人さんが私の頭を引き寄せてキスしてくる。
あまりに唐突で、びっくりした。