この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
運命の恋人
第2章 昌希
「私なんかと仲良くしてたら、幸村くんまでハブられるよ」
「…それもどうでもいい。子供じゃあるまいし、そんな理由でハブってくるような友達なんか別に要らないし。」
「…幸村くんは、強いのね…」
「そんなことないと思うけど。」
半ば強引に彼女の手から段ボールを受け取る。
「運んどくから、帰ってもいいよ。」
「………」
「そんな顔しないで。後で加賀に文句言っとくから。」
両手がふさがってて、手は振れないから、「じゃあね~」と言って、階段を上った。
教官室は教室から2フロア上で。結構な距離だった。
教官室に提出物を置いて出ると、廊下に小谷さんがいた。
「あれ、帰ってなかったの?」
「…あの…えぇと…その…ありがとう…」
消えそうな声で小谷さんが呟いた。
「大丈夫。バスケで鍛えてたから。小谷さんよりは力あるし。」
「お礼…したいから、一緒に帰っても…いい?」
「別にお礼なんていらないけど。方向一緒だし、帰ろうか?」
俺は小谷さんと並んで歩いた。
「…それもどうでもいい。子供じゃあるまいし、そんな理由でハブってくるような友達なんか別に要らないし。」
「…幸村くんは、強いのね…」
「そんなことないと思うけど。」
半ば強引に彼女の手から段ボールを受け取る。
「運んどくから、帰ってもいいよ。」
「………」
「そんな顔しないで。後で加賀に文句言っとくから。」
両手がふさがってて、手は振れないから、「じゃあね~」と言って、階段を上った。
教官室は教室から2フロア上で。結構な距離だった。
教官室に提出物を置いて出ると、廊下に小谷さんがいた。
「あれ、帰ってなかったの?」
「…あの…えぇと…その…ありがとう…」
消えそうな声で小谷さんが呟いた。
「大丈夫。バスケで鍛えてたから。小谷さんよりは力あるし。」
「お礼…したいから、一緒に帰っても…いい?」
「別にお礼なんていらないけど。方向一緒だし、帰ろうか?」
俺は小谷さんと並んで歩いた。