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まいの生体改造計画
第5章 覚悟の出立
まいは石狩市内のホテルに前日から乗り込んでいた
朝の5時って、余りにも早過ぎて交通手段がないからだ
市内から新港までタクシーを予約して行く段取りに

札幌から石狩市内までは、車で30分の距離だが、家族に迷惑を掛けたくないから前日に乗り込んだ
ホテルに着いて、身支度を済ませて20時にベッドに入った
枕が変わると寝れないので、お酒を飲んでタイマーで時間を合わせて横になった
しかし、港に行ってどうなるのか、不安と興奮で、睡魔なんてやって来ない
それでも目を瞑った
寝返りをうったり、枕の位置を調節したり…
そんな事をしながら、トイレに
行くと時間は1時を過ぎていた
4時30分にタクシーを呼んでいる
正味3時間30分しか寝れない
寝ないといけないと思うと、益々頭が冴えてくる
羊なんて数えるともっと冴える

やっと、ウトウトしだしたのが2時前
起きたのが、タイマーの鳴る前の4時10分
顔を洗い、化粧を済ませてホテルを出ると、予約していたタクシーがきた
行き先も告げてあったので、乗って直ぐに発車した
そんな時間だから、道路も空いている
4時50分には港に着いていた

周りを見たが、野良猫の姿がチラホラと見ただけで、人の気配はない

4時55分
1台のリムジンバスが、まいの前で停まった

「貴女一人ですか?」
声を掛けてきたのは、また認識のない紳士の男だった

「はい…」
まいは全くの警戒心がなかった
こんな時間に、リムジンバスでくる人は、あのメモに書かれていた関係者に違いないと思ったからだ

「5時になれば、貴女一人でも出ますので」

「出るって…、何処に行くんですか?」

「国名は言えないが、海を渡った国だ」

「そうですか…、では、私は行きません」
身を守る為には行くとは言えなかった

「それは残念ですね。ですが、一人も行かないというのは、私共も困りますので、手荒な真似はしたくはないのですが…」
男の話が終わると、車内からガタイの大きい男が4人出てきて、まいを囲んだ

「まだ、拒みますか? これ以上となると、私にも止める事はできませんよ」
まいはその場に蹲って泣き崩れた
男達に抱き抱えながら、桟橋から船に乗せられた

日本語で書かれた船舶だが、乗組員の会話から日本語は出てこなかった
それで、まいも行き先が読めた
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