この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
よくある恋愛モノ 〜見えない心〜
第3章 消せない過去、喪われた想い



悠としては冗談だったが、そう責めるような言い方をされると言わなければと思ってしまう



「これは中学の時のことなんだけど……」



龍青は観念したように話し始めた







中学二年の途中まで、凪は友達も多く今とは正反対の性格だった

すぐにカッとなるところは同じだったが、少なくとも手は出さなかった



「なぁ和泉ー、ここ分かんないんだけどさ、教えて?」

「ここ……って、今日提出の範囲全部じゃねーかよ」



凪は呆れたように溜め息をつく



「だってわかんねーんだもん」

「しゃーねーな」

「凪! そんなことしてもその人の為にならないでしょ!」

「あー、うるせー」



美和の注意も、ただ笑って受け流していた



「お前マジくそ真面目だよなー」



そしてそんな人気者の彼が所属していたのが、野球部だった

事の発端は中学二年の夏前



「ん? おい、谷田見なかったか?」

「あー、なんか北里と一緒にグラウンド残ってたぞ」



その頃いちいち人のことを気にするほど面倒見の良かった凪は、様子を見にグラウンドへ向かった



「ほら! あと二十!」



/112ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ