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桜の季節が巡っても~追憶~
第51章 三年目のデート5(再編済)
「大切だ、大事だ、口では散々言っておきながら、実際は三年も泉夏を放って置いたままだった。かと言って今はどうかと訊かれたら…それだってしてやれてる事は、ほんとに微々たるもので。我ながら恥ずかしさの極みだけれど-」
自らを責めながらも、秀王は決意を改めて伝える。
「…でも。あともうちょっとだけ、待っていて欲しい。待ってて欲しいだなんて、どの面《つら》下げて言っているんだと自分でも思うけど…でも待っていて欲しい。来年の春に日本に帰って来たらその時は四年分、泉夏を大事にするから」
-約束する。
折角、どうにか引っ込めようとしてたのに。
とつとつと語られ、別の意味での涙が溢れそうになる。
再び強張り始めた泉夏の頬に、気遣うように秀王の手が伸びる。
「…無理だよ」
そこを優しく撫でられる直前。
抑揚なく、泉夏は呟いた。
触れる寸前で、彼の手の動きが止まった。
自らを責めながらも、秀王は決意を改めて伝える。
「…でも。あともうちょっとだけ、待っていて欲しい。待ってて欲しいだなんて、どの面《つら》下げて言っているんだと自分でも思うけど…でも待っていて欲しい。来年の春に日本に帰って来たらその時は四年分、泉夏を大事にするから」
-約束する。
折角、どうにか引っ込めようとしてたのに。
とつとつと語られ、別の意味での涙が溢れそうになる。
再び強張り始めた泉夏の頬に、気遣うように秀王の手が伸びる。
「…無理だよ」
そこを優しく撫でられる直前。
抑揚なく、泉夏は呟いた。
触れる寸前で、彼の手の動きが止まった。

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