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桜の季節が巡っても~追憶~
第52章 誕生日の贈り物1(再編済)
「泉夏」
どんなものもいらない。
全部と引き換えでいい。
たったひとつ、絶対に手放したくない彼女の手を引き寄せて、秀王はその名を呼んだ。
「泉夏が二番目に欲しいものを俺に教えて」
「えっ?」
予想もしない質問を投げ掛けられ、泉夏は言葉を失う。
「泉夏が一番に欲しいものは、どうやらとっくに泉夏にあげてたみたいだ。…なら、次は?二番目に泉夏が欲しいものは何?俺はそれを誕生日の記念として、泉夏に贈ってあげたい」
戸惑う泉夏をよそに、秀王の説得は続く。
「泉夏と付き合い始めて、初めて迎える誕生日だ。…でもそんな大切な記念日に、俺は泉夏の隣りにいてあげる事が出来ない。それは本当にごめん」
秀王は懺悔する。
どんなに情けなく思ったところで、その現実は覆せない。
それはとても辛い事だけど。
どんなものもいらない。
全部と引き換えでいい。
たったひとつ、絶対に手放したくない彼女の手を引き寄せて、秀王はその名を呼んだ。
「泉夏が二番目に欲しいものを俺に教えて」
「えっ?」
予想もしない質問を投げ掛けられ、泉夏は言葉を失う。
「泉夏が一番に欲しいものは、どうやらとっくに泉夏にあげてたみたいだ。…なら、次は?二番目に泉夏が欲しいものは何?俺はそれを誕生日の記念として、泉夏に贈ってあげたい」
戸惑う泉夏をよそに、秀王の説得は続く。
「泉夏と付き合い始めて、初めて迎える誕生日だ。…でもそんな大切な記念日に、俺は泉夏の隣りにいてあげる事が出来ない。それは本当にごめん」
秀王は懺悔する。
どんなに情けなく思ったところで、その現実は覆せない。
それはとても辛い事だけど。

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