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桜の季節が巡っても~追憶~
第55章 出発前の甘い夜2(再編中)
「またずっと『先生』って呼んじゃってたね」
「泉夏が呼んでくれるのなら、どっちでも構わない」
秀王はその両眼を狭めた。
「それに気付いてやめたの?」
尋ねられ。
泉夏は羞恥を隠すように彼の胸に顔を埋《うず》めた。
『やめた』だなんて言葉、深く考えると恥ずかしくって仕方がない。
記憶を辿れば、彼を貪欲に求める自分が確かにいた。
「…また暫く逢えなくなるから、明日の朝まで何回でも名前で呼ぼうと思ってたの」
-ほんとだよ?
火照った顔で呟けば、頭を撫でられた。
「でも三年間もずっと『先生』だったから…やっぱり、気を付けてないと難しい」
どうにか涙を堪え、深呼吸をした後《のち》。
不意に脳裏に浮かんだ-彼が『先生』のままだった事に。
最後の夜だから沢山呼んで、いっぱい喜んでもらおう-思っていたのに。
泣きたくなるくらいの幸せをもらっているのに、情けなくなる。
どうしたら彼は嬉しいって思ってくれるのか-知らないならともかく、ちゃんと分かっているのに。
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