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桜の季節が巡っても~追憶~
第56章 ふたりとも好き1(再編済)
「やっと昼休みになった事だし?じっくり聞いてやるかな、のろけ話」
-有栖川先生、元気だった?
破顔する麻衣に、泉夏は大きく頷いた。
「うん、とっても。麻衣にも宜しくって言ってたよ」
「私の事、有栖川先生まだ覚えてくれてるんだ?」
「当たり前じゃない。忘れるわけないよ」
-あの有栖川先生だよ?
今朝、大学に向かう途中。
コンビニで買っておいたパンをレジ袋から出しつつ、泉夏は麻衣を窺う。
「先生、とっても頭良かったもんね」
「そうそう。だから麻衣の事も、絶対忘れたりなんかしない」
「そっか。…なんか先生の話したら、久々に会いたくなっちゃったなあー」
-ね、今度先生いつ帰って来るの?
オムライスをスプーンで掬いながら、麻衣が訊いてくる。
「冬…かな」
麻衣の質問に、泉夏は静かに笑う。
我慢するけど。
具体的に声にすれば、淋しさがどうしても頭を過る。
夏。
秋。
冬。
みっつ季節を超えないと、また逢えない-。
-有栖川先生、元気だった?
破顔する麻衣に、泉夏は大きく頷いた。
「うん、とっても。麻衣にも宜しくって言ってたよ」
「私の事、有栖川先生まだ覚えてくれてるんだ?」
「当たり前じゃない。忘れるわけないよ」
-あの有栖川先生だよ?
今朝、大学に向かう途中。
コンビニで買っておいたパンをレジ袋から出しつつ、泉夏は麻衣を窺う。
「先生、とっても頭良かったもんね」
「そうそう。だから麻衣の事も、絶対忘れたりなんかしない」
「そっか。…なんか先生の話したら、久々に会いたくなっちゃったなあー」
-ね、今度先生いつ帰って来るの?
オムライスをスプーンで掬いながら、麻衣が訊いてくる。
「冬…かな」
麻衣の質問に、泉夏は静かに笑う。
我慢するけど。
具体的に声にすれば、淋しさがどうしても頭を過る。
夏。
秋。
冬。
みっつ季節を超えないと、また逢えない-。

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