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桜の季節が巡っても~追憶~
第56章 ふたりとも好き1(再編済)
「うん。手をね…繋いで欲しいなって、お願いしてたの。子供っぽいって笑われるかなって思ったけれど、それからずっと忘れずに握ってくれる」
-どこに行くにも、必ず。
「優しんだ、とっても」
絡む指先は-幸せな思い出。
蕩けそうな泉夏の横顔に、麻衣は胸焼けを覚える。
「はいはい。ごちそうさま」
-あんた達の話は、もうお腹いっぱい。
麻衣は大口を開けて、オムライスを放り込んだ。
既に食傷気味の親友に、泉夏は小さく呟く。
「…別にのろけてるわけじゃ」
「のろけじゃなきゃなんなのよ。朝から彼氏の話聞いて光線があんまり眩しかったから、しょうがなく聞いてやろうかなって思ったのに」
一呼吸置いて、麻衣は大仰に眉を顰《しか》めてみせた。
「想像以上の極甘話を聞かされそうで怖いから、もういい」
冷たく麻衣にあしらわれ、泉夏はいじける。
「…とっても幸せだから、ほんのちょっとのろけたかっただけだもん」
「やっぱりそうじゃん!」
麻衣は声を立てて笑った。
-どこに行くにも、必ず。
「優しんだ、とっても」
絡む指先は-幸せな思い出。
蕩けそうな泉夏の横顔に、麻衣は胸焼けを覚える。
「はいはい。ごちそうさま」
-あんた達の話は、もうお腹いっぱい。
麻衣は大口を開けて、オムライスを放り込んだ。
既に食傷気味の親友に、泉夏は小さく呟く。
「…別にのろけてるわけじゃ」
「のろけじゃなきゃなんなのよ。朝から彼氏の話聞いて光線があんまり眩しかったから、しょうがなく聞いてやろうかなって思ったのに」
一呼吸置いて、麻衣は大仰に眉を顰《しか》めてみせた。
「想像以上の極甘話を聞かされそうで怖いから、もういい」
冷たく麻衣にあしらわれ、泉夏はいじける。
「…とっても幸せだから、ほんのちょっとのろけたかっただけだもん」
「やっぱりそうじゃん!」
麻衣は声を立てて笑った。

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