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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
運転席側に彼が乗り込み、後は家に帰るだけ-思っていれば、手を差し出される。
きょとんとすれば、催促される。
「煙草」
「え?あ…」
自分が購入したもの全てを持ってる事に気付き、泉夏は慌ててレジ袋の中を探る。
出された左手にセブンスターを手渡しすれば、その中から取り出した一本を龍貴は咥えた。
「吸ってもいい?」
言ってる側から運転席の窓をいくらか開け、ライターで火を点ける。
正式な許可を出すより先に、吸い始められるのもいつもの事-泉夏は諦めの吐息を吐く。
嗅ぎ慣れた匂いがアウディに満ちてくる。
肺一杯に取り込んだそれを、龍貴は窓の隙間に向けて放つ。
「やっぱ労働後の一服は最高だよな」
同意を求められるが、共感は出来ない。
自分は喫煙者じゃないので判断し兼ねるが-健康面で『最高』でないのだけは明らかだった。
きょとんとすれば、催促される。
「煙草」
「え?あ…」
自分が購入したもの全てを持ってる事に気付き、泉夏は慌ててレジ袋の中を探る。
出された左手にセブンスターを手渡しすれば、その中から取り出した一本を龍貴は咥えた。
「吸ってもいい?」
言ってる側から運転席の窓をいくらか開け、ライターで火を点ける。
正式な許可を出すより先に、吸い始められるのもいつもの事-泉夏は諦めの吐息を吐く。
嗅ぎ慣れた匂いがアウディに満ちてくる。
肺一杯に取り込んだそれを、龍貴は窓の隙間に向けて放つ。
「やっぱ労働後の一服は最高だよな」
同意を求められるが、共感は出来ない。
自分は喫煙者じゃないので判断し兼ねるが-健康面で『最高』でないのだけは明らかだった。

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