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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「…さっき『身体大丈夫?無理しないでね』って、言ったばっかなのに」
「だから明後日から頑張るって言ったじゃん」
「…」
「わ~、なにその目?これでも禁煙に向けて、それなりに努力はしてんだけど」
疑惑の眼差しを継続すれば、龍貴は煙草の箱を目の前に翳《かざ》す。
「あればあるだけ吸うから、最近はいつも一箱ずつ買うようにしてる」
「そう、なの…?」
高校生からのヘビースモーカーも、遂に少しは自分の身体を労わる年になったのだろうか。
微量の努力のようにも思えるが、何もしないよりかはずっといい。
泉夏が薄っすら感動していれば、龍貴は悪い笑みを寄越した。
「吸う本数は変わんないから、結局毎日コンビニで一箱ずつ買ってるけどな」
その告白に、泉夏は頭痛がする。
いや。
でも彼にとっては禁煙に向けての一歩だろうし、それは認めてあげればいいんだろうか。
そんな胸中を読まれたのか、灰皿に灰を落とした龍貴に先回りして釘を刺される。
「だから明後日から頑張るって言ったじゃん」
「…」
「わ~、なにその目?これでも禁煙に向けて、それなりに努力はしてんだけど」
疑惑の眼差しを継続すれば、龍貴は煙草の箱を目の前に翳《かざ》す。
「あればあるだけ吸うから、最近はいつも一箱ずつ買うようにしてる」
「そう、なの…?」
高校生からのヘビースモーカーも、遂に少しは自分の身体を労わる年になったのだろうか。
微量の努力のようにも思えるが、何もしないよりかはずっといい。
泉夏が薄っすら感動していれば、龍貴は悪い笑みを寄越した。
「吸う本数は変わんないから、結局毎日コンビニで一箱ずつ買ってるけどな」
その告白に、泉夏は頭痛がする。
いや。
でも彼にとっては禁煙に向けての一歩だろうし、それは認めてあげればいいんだろうか。
そんな胸中を読まれたのか、灰皿に灰を落とした龍貴に先回りして釘を刺される。

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