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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「ふ~ん?いつの間にか、名前で呼び合う仲になったんだ?」
龍貴の冷やかしに、泉夏はいよいよ困窮する。
脳内で考えを幾度も巡らすけど、どうしたらいいのかてんで分からなかった。
本人を前にしたって、いつもはほとんど『先生』なのに。
何故こんな時に限って、口走ってしまったのだろう。
無意識としか言いようがなかった。
別に隠すような事でもない、かもしれない。
でも居心地は-正直、良くない。
自意識過剰。
いつまで自惚れてるんだって嗤われそうだけど。
このタイミングで口に出す自分が恨めしかった。
彼は何も言わない。
例え良くなかったとしても、そんな事は絶対に。
配慮が足りなくなかった?
無神経じゃ、なかった-?
泉夏が胃の縮む思いをしていれば、龍貴は運転席から身を起こし、シートベルトに手を伸ばした。
「ラブラブで何より。これ以上あてられたくないからもう帰る」
からかいに、心からほっとし。
それと共に深い自己嫌悪に陥る。
いつも結局、こうやって彼に救ってもらってる。
こうして笑ってくれなければ、どうしていただろう。
激しく落ち込みつつ泉夏がシートベルトの金具を留めれば、目敏い龍貴に指摘される。
龍貴の冷やかしに、泉夏はいよいよ困窮する。
脳内で考えを幾度も巡らすけど、どうしたらいいのかてんで分からなかった。
本人を前にしたって、いつもはほとんど『先生』なのに。
何故こんな時に限って、口走ってしまったのだろう。
無意識としか言いようがなかった。
別に隠すような事でもない、かもしれない。
でも居心地は-正直、良くない。
自意識過剰。
いつまで自惚れてるんだって嗤われそうだけど。
このタイミングで口に出す自分が恨めしかった。
彼は何も言わない。
例え良くなかったとしても、そんな事は絶対に。
配慮が足りなくなかった?
無神経じゃ、なかった-?
泉夏が胃の縮む思いをしていれば、龍貴は運転席から身を起こし、シートベルトに手を伸ばした。
「ラブラブで何より。これ以上あてられたくないからもう帰る」
からかいに、心からほっとし。
それと共に深い自己嫌悪に陥る。
いつも結局、こうやって彼に救ってもらってる。
こうして笑ってくれなければ、どうしていただろう。
激しく落ち込みつつ泉夏がシートベルトの金具を留めれば、目敏い龍貴に指摘される。

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