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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「また何か余計な事考えてるんじゃないだろうな」
「…か、考えてない」
「どうでもいい事でいちいち悩んで、お前も大概暇だよな」
「暇じゃないし。今だって-」
むきになったところで、勉強中だった事を思い出す。
そろそろ帰って続きをやらないといけない。
すっかり忘れていたけど、買ってもらったプリンもあった。
この時間の間食がまずい事は十分知ってるけど、今夜はどうしても食べたい気分だったのだ。
『名前を呼んでしまった事態』から話題が逸れ、泉夏の気分も徐々に上向きとなってゆく。
「そういや結局、いつ行くんだっけ?」
コンビニ限定プリンに気をとられつつある泉夏に、龍貴は思い出したように開口した。
「どこに…あ、ラインの話?」
「そうそう、俺がガキ共の子守りをしなきゃいけない日」
「ガキ共ってさ…みんな龍と飲めるのを楽しみにしてるのにさ」
-ひどい。
泉夏が軽く睨めば、龍貴はつまらなそうに吐露した。
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