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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「いや。ガキのひとりも十人もそう変わんないから、別にいいけどさ」
「そう?」
泉夏の表情は明るくなる。
「うん。ただ大いに不満なのは、その男女の比率なだけ」
強調され、これまた泉夏は言い訳がましい事を言う羽目となる。
「…それは麻衣が」
「麻衣ちゃん?」
「うん。麻衣が女は他に呼んじゃだめだって言うから」
「何それ?」
「『お兄さんをひとり占めしたい』って」
泉夏は再び嘆息する。
「ほら、この間の集まりの時、麻衣来れなかったじゃん?だから余計に今度の飲み会、滅茶苦茶気合入ってるんだ。龍に会えるの、それは楽しみにしてて」
「へえ?」
龍貴の口角が上がった。
「自分が龍の隣りに座るから、他の女子は不要だって。それで残りは全部男子になっちゃったわけ」
難色示すかもなあと思っていただけに、泉夏は心配になってくる。
どれだけ人数増えようが、これが男女逆の人数だったら、なんの文句もなく寧ろ喜んでくれたに違いないのだが。
どうにか気分を上げてくれないかな-憂いていれば、龍貴は意外にも機嫌良く告げてきた。
「そう?」
泉夏の表情は明るくなる。
「うん。ただ大いに不満なのは、その男女の比率なだけ」
強調され、これまた泉夏は言い訳がましい事を言う羽目となる。
「…それは麻衣が」
「麻衣ちゃん?」
「うん。麻衣が女は他に呼んじゃだめだって言うから」
「何それ?」
「『お兄さんをひとり占めしたい』って」
泉夏は再び嘆息する。
「ほら、この間の集まりの時、麻衣来れなかったじゃん?だから余計に今度の飲み会、滅茶苦茶気合入ってるんだ。龍に会えるの、それは楽しみにしてて」
「へえ?」
龍貴の口角が上がった。
「自分が龍の隣りに座るから、他の女子は不要だって。それで残りは全部男子になっちゃったわけ」
難色示すかもなあと思っていただけに、泉夏は心配になってくる。
どれだけ人数増えようが、これが男女逆の人数だったら、なんの文句もなく寧ろ喜んでくれたに違いないのだが。
どうにか気分を上げてくれないかな-憂いていれば、龍貴は意外にも機嫌良く告げてきた。

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