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桜の季節が巡っても~追憶~
第57章 ふたりとも好き2(再編済)
「…ごめん、なさい」
よく分からない感情に支配され、おかしな事を口走ってしまった。
説明のつかない自分の言動と泉夏が対峙していれば、龍貴が顔を寄せてきた。
薄暗い車内で彼が急に近付いてきたものだから、泉夏は思わず身を引いてしまう。
龍貴はそんな彼女をいつもの余裕の笑顔で攫い、その双眸であっと言う間に縛り付ける。
背中は完全に車のシートにつき-身動きひとつ出来ず、泉夏は彼と向き合うしかない。
「なに?俺が麻衣ちゃんの事、本気で好きかどうかって?」
「…それは」
確かに自分で訊いたくせに、改めて問い返されると、半端ない恥ずかしさに迫られる。
泉夏が口籠っていれば、龍貴は誘い込むような眼差しで彼女を追い込んでゆく。
「なんでそんな事気にしてるわけ?なんの心配?」
「なんでって…心配って」
-それは。
言えない。
確かにその通りだった。
彼が誰が好きか。
彼を誰が好きか。
そんなのは彼の自由なのに。
何故自分は、こうも彼の事を気にしているのだろう-。
答えられない泉夏を、龍貴は薄く笑った。
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