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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「龍がポケット探るのなんて、煙草かスマホのどっちかしかないじゃん」
驚く事でもなんでもない-泉夏は呆れて告げた。
「確かに」
-サンキュー。
全てお見通しの彼女に向けて笑い。
龍貴はポケットから取り出したセブンスターの先端に、ライターで火を点けた。
馴染みのそれで肺をいっぱいに満たし、実に満足そうに双眸を細める。
「重労働の後の一服は最高だな」
しみじみとした龍貴の呟きに、泉夏は短く溜め息を漏らす。
「…ここに来る途中、車の中でも吸ってきたくせに」
「またそうやって俺を苛めんなよ」
-泣くぞ。
口角を上げ。
それから再び、龍貴は煙草を咥えた。
付け足された言葉に、泉夏は過敏に反応する。
急に重々しい空気を纏った彼女に、龍貴は目敏く気付く。
「なに?」
「…なんでも」
-ない。
泉夏の短いひとことに、龍貴の眼光はより厳しくなった。
驚く事でもなんでもない-泉夏は呆れて告げた。
「確かに」
-サンキュー。
全てお見通しの彼女に向けて笑い。
龍貴はポケットから取り出したセブンスターの先端に、ライターで火を点けた。
馴染みのそれで肺をいっぱいに満たし、実に満足そうに双眸を細める。
「重労働の後の一服は最高だな」
しみじみとした龍貴の呟きに、泉夏は短く溜め息を漏らす。
「…ここに来る途中、車の中でも吸ってきたくせに」
「またそうやって俺を苛めんなよ」
-泣くぞ。
口角を上げ。
それから再び、龍貴は煙草を咥えた。
付け足された言葉に、泉夏は過敏に反応する。
急に重々しい空気を纏った彼女に、龍貴は目敏く気付く。
「なに?」
「…なんでも」
-ない。
泉夏の短いひとことに、龍貴の眼光はより厳しくなった。

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