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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「…あ、かんぱい」
夢の世界から戻った麻衣が、不意に呟く。
「龍貴さんが来てこれで全員揃ったから、改めて乾杯しなきゃ」
麻衣はせかせかと立ち上る。
「飲み物、空だったりするひといない?乾杯するよー!?」
些か急な麻衣の呼び掛けだったが、申告する者はなく、各々が飲みかけのグラスを手に持った。
「みんなお待ちかね、今日の主役龍貴さんが仕事を終わらせて来てくれました。お疲れさまです。お兄さんに、みんなでかんぱーい!」
ご機嫌な麻衣の音頭に、総勢十七名が互いにグラスを合わせる。
この場にいるほとんどが彼とは初対面だったが、麻衣の『今日の主役』発言に首を捻る学生はひとりもいなかった。
麻衣の事前情報に尾びれ背びれがついて『とにかく凄いひとがくるらしい』と皆に周知されていた。
大きな期待と少しの不安の中待てば、ようやく現れた人物はなるほど確かに-開口一番から『よく分からないけどなんか凄いひと』だったのだ。
夢の世界から戻った麻衣が、不意に呟く。
「龍貴さんが来てこれで全員揃ったから、改めて乾杯しなきゃ」
麻衣はせかせかと立ち上る。
「飲み物、空だったりするひといない?乾杯するよー!?」
些か急な麻衣の呼び掛けだったが、申告する者はなく、各々が飲みかけのグラスを手に持った。
「みんなお待ちかね、今日の主役龍貴さんが仕事を終わらせて来てくれました。お疲れさまです。お兄さんに、みんなでかんぱーい!」
ご機嫌な麻衣の音頭に、総勢十七名が互いにグラスを合わせる。
この場にいるほとんどが彼とは初対面だったが、麻衣の『今日の主役』発言に首を捻る学生はひとりもいなかった。
麻衣の事前情報に尾びれ背びれがついて『とにかく凄いひとがくるらしい』と皆に周知されていた。
大きな期待と少しの不安の中待てば、ようやく現れた人物はなるほど確かに-開口一番から『よく分からないけどなんか凄いひと』だったのだ。

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