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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「久し振りに会えたんだから、一緒に飲もうよ。近くにいてよ」
「えっ」
今さっきの冷たい対応からは想像も出来ない、まさかのお誘い。
なんだかんだ言っても、彼は憧れの対象だった。
落ち込んでいた事も忘れ、大樹の表情は嬉しさに緩み始める。
「伊東君は…そうだな、泉夏の隣り空いてるじゃん」
「でも、そこ笹木《ささき》がいたような…多分トイレでちょっと席外してるだけだと思うんで」
麻衣の時のような二の舞いはごめんだと、大樹が軽く拒否の姿勢を見せれば-龍貴は屈託なく笑った。
「飲みの席で、誰の席もないだろ。どうせ最後には入り乱れるんだから」
「それは…まあ」
一理ある意見だったが、それでも大樹がまだ迷う素振りを見せていれば、龍貴が探るように訊いてくる。
「あ、ひょっとしてあれ?『泉夏の隣りはやだな』…みたいな?」
疑る龍貴の双眸に、大樹は激しく頭《かぶり》を振った。
「無理してない?」
「してません、全然っ」
大樹は大声で言い切った。
「えっ」
今さっきの冷たい対応からは想像も出来ない、まさかのお誘い。
なんだかんだ言っても、彼は憧れの対象だった。
落ち込んでいた事も忘れ、大樹の表情は嬉しさに緩み始める。
「伊東君は…そうだな、泉夏の隣り空いてるじゃん」
「でも、そこ笹木《ささき》がいたような…多分トイレでちょっと席外してるだけだと思うんで」
麻衣の時のような二の舞いはごめんだと、大樹が軽く拒否の姿勢を見せれば-龍貴は屈託なく笑った。
「飲みの席で、誰の席もないだろ。どうせ最後には入り乱れるんだから」
「それは…まあ」
一理ある意見だったが、それでも大樹がまだ迷う素振りを見せていれば、龍貴が探るように訊いてくる。
「あ、ひょっとしてあれ?『泉夏の隣りはやだな』…みたいな?」
疑る龍貴の双眸に、大樹は激しく頭《かぶり》を振った。
「無理してない?」
「してません、全然っ」
大樹は大声で言い切った。

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