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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「なんで流川が謝るの?なんにも悪くないのに」
大樹が苦笑いしたする。
「お兄さんは…まあ、強引なところも確かにあるけど、そこが魅力でもあるって言うか?悪気はないと思うし」
「…」
故意にやってる時もあります-とは言えない。
泉夏は曖昧な表情で、耳を傾けているしかない。
「こういう男になりたいなって俺の理想のようなひとだから、一緒に飲もうって言ってもらえて純粋に凄く嬉しいよ」
曇りない大樹の笑顔に、増々泉夏は複雑な気持ちになってしまう。
基本疑う事を知らない性格なだけに、余計からかいの対象になってるんだよな-こうなってくると、それがいいのか悪いのか分からなくなってしまう。
「それに結果的に…流川ともこうして飲めるし」
泉夏が様々思っていると、大樹が小さな声量を持続させて告げてきた。
「最近飲み会で流川と顔を合わせる事もなかったから。お兄さんと、流川とみんなで一緒に飲めて楽しいよ」
隣りを見れば、恥ずかしそうに微笑まれた。
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