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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「泉夏、お前これ食え」
「えっ?」
「俺はこんなに食えない。ってか、普段からそんな食わないし」
「いや、食えってさ…」
「麻衣ちゃん、また料理取りに向こう行ったんだよ」
促されるままに確認すれば、新たに運ばれてきた料理をいそいそと取り分ける親友の姿があった。
泉夏は頬を引き攣らせる。
「いらないなら、断ればいいじゃん」
「馬鹿。折角麻衣ちゃんが良かれと思ってしてくれてるのに。女の頼み事と好意は、俺は絶対断らない主義だ」
一蹴する龍貴に、泉夏は呆れ果てる。
「麻衣にかっこつけて、結局私に押し付けてるだけじゃん」
「いいから。麻衣ちゃん戻って来ないうちに、いくつか皿持ってけ。…って、そうか」
そこまで言って、龍貴は思い当たる。
「お前、昔から食細かったけな」
-なら、食えないか。
残念そうに、小さな溜め息を吐いたのも一瞬。
龍貴は泉夏を超えて、その隣りに座る大樹に破顔した。
「えっ?」
「俺はこんなに食えない。ってか、普段からそんな食わないし」
「いや、食えってさ…」
「麻衣ちゃん、また料理取りに向こう行ったんだよ」
促されるままに確認すれば、新たに運ばれてきた料理をいそいそと取り分ける親友の姿があった。
泉夏は頬を引き攣らせる。
「いらないなら、断ればいいじゃん」
「馬鹿。折角麻衣ちゃんが良かれと思ってしてくれてるのに。女の頼み事と好意は、俺は絶対断らない主義だ」
一蹴する龍貴に、泉夏は呆れ果てる。
「麻衣にかっこつけて、結局私に押し付けてるだけじゃん」
「いいから。麻衣ちゃん戻って来ないうちに、いくつか皿持ってけ。…って、そうか」
そこまで言って、龍貴は思い当たる。
「お前、昔から食細かったけな」
-なら、食えないか。
残念そうに、小さな溜め息を吐いたのも一瞬。
龍貴は泉夏を超えて、その隣りに座る大樹に破顔した。

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