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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「伊東君、これ全部食べられるよね?」
有無を言わせぬ龍貴の静かな迫力に、大樹は尻込みながらも了承するしかない。
「けど、お兄さんも食べますよね。店に来てからまだほとんど食べてないんじゃ」
「俺、今ダイエット中なんだよね」
「え…別に必要なくないですか?」
「三十過ぎて若い時と同《おんな》じように好き勝手食ってたら、あっと言う間に太るんだよ。だから厳しく自己管理してんの」
もっともらしい事を言う龍貴を、周りの男子が冷やかす。
「あれ龍貴さん、ハタチじゃなかったでしたっけ?」
「心は永遠の二十歳だ」
「さっきから若い俺ら以上にビールぐいぐい飲んで、煙草も吸いまくりじゃないですか。それで食べ物だけ制限しても、なあ?」
そうだそうだと次々に同意の声が広がる中、龍貴は涼しい顔でジョッキの中身を空にする。
「こんなの水みたいなもんだ。お前らこそ、若いくせに情けねぇなあ。この俺と張り合うくらい飲める奴はいないのかよ」
龍貴の挑発に、挑戦のそれがいくつも上がった。
有無を言わせぬ龍貴の静かな迫力に、大樹は尻込みながらも了承するしかない。
「けど、お兄さんも食べますよね。店に来てからまだほとんど食べてないんじゃ」
「俺、今ダイエット中なんだよね」
「え…別に必要なくないですか?」
「三十過ぎて若い時と同《おんな》じように好き勝手食ってたら、あっと言う間に太るんだよ。だから厳しく自己管理してんの」
もっともらしい事を言う龍貴を、周りの男子が冷やかす。
「あれ龍貴さん、ハタチじゃなかったでしたっけ?」
「心は永遠の二十歳だ」
「さっきから若い俺ら以上にビールぐいぐい飲んで、煙草も吸いまくりじゃないですか。それで食べ物だけ制限しても、なあ?」
そうだそうだと次々に同意の声が広がる中、龍貴は涼しい顔でジョッキの中身を空にする。
「こんなの水みたいなもんだ。お前らこそ、若いくせに情けねぇなあ。この俺と張り合うくらい飲める奴はいないのかよ」
龍貴の挑発に、挑戦のそれがいくつも上がった。

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