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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「せっ、先生は全然そんなんじゃないしー!」
おかしな事を言うなと、泉夏は龍貴に食ってかかる。
『そんな事』今まで考えた事もない。
彼は三年前から。
三年前と同じように。
変わらず-いや、もっともっと、かっこ良くなってると思ってる。
自分の子供じみた思考や行動に、恥ずかしくなる事は多々ある。
けれど、彼が十歳年上だから嫌だとか困るとか、そんなの思った事はただの一度もなかった。
「あいつと俺は同級生なの。俺が若くないって言うなら、自動的に先生も若くないって事になるんだよ」
龍貴は呆れ果てるが、泉夏は引き下がらない。
「一向に禁煙しないわ、馬鹿みたくビールは飲む干すわ…龍があまりにも自分の身体の事を考えてないからそう言ったの。誰だって少しずつ、無理は出来なくなってくるに決まってるじゃない」
「ふーん?有栖川先生、酒も煙草もやんないんだっけ?」
「見るからに吸わなそうでしょ」
「まあな。酒は?まさか飲めなくはないだろ」
龍貴の問いに、すぐには答えられない自分に泉夏は気付く。

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