この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「いたろ、有栖川先生。有栖川秀王先生」
後悔先に立たずの泉夏を置き去りに、龍貴は席について初めて割り箸を手にした。
「辞めたのだって二年前とかだし、お前らの記憶の片隅くらいにはまだいるだろ。なんせ若くて頭が良くて、格段にかっこいい先生だったから?」
大樹に強引に押し付けたとはいえ、まだまだ目の前にずらりと並ぶ料理の数々。
そこから唐揚げをひとつ取り、龍貴は口に頬り込んだ。
「あ、後は滅茶苦茶元気なんだっけな」
唐揚げを咀嚼しながら意味あり気な目線を龍貴に寄越され、泉夏は恥じ入るしかない。
相変わらず泉夏は何も言えない状態だったが、龍貴の説明に周りは各々何かを思い出してきた風だった。
「ああ、いたいた。俺らが一年の頃」
「成績超厳しくつけるって有名だったよな」
二年経つとはいえ、まだ皆《みんな》の記憶の中に彼はきちんと存在していた。
『知られてしまう』-あんなに焦っていたのに、なんだか嬉しく思ってしまう気持ちは否定出来なかった。
/1308ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ