この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
正直、図書館での再会は、メルアドがなければ叶わなかった。
二度もは無理があるとも思ったが、あくまでも『偶然の出逢い』を貫く事にした。
ありのままを伝えていない罪悪感は、なくはない。
でも全部を馬鹿正直に言う必要もない。
第一、自分の中では限りなく『偶然に近かった』-そう思ってる。
メルアドの秘密も、解くのを諦めかけてた。
それからだって必要最低限の回数、事務的なやり取りだけだった。
二回目ももうないと思ってた。
『逢えない』って返事をした。
それでも逢えた-まるで『偶然』のように。
見えない何かに導かれるように。
掻い摘んだ説明を終え、泉夏は息を吐《つ》く。
心臓を波打たせながら待っていれば、拍子抜けするような反応が返ってくる。
「へー、そうなんだ」
「そんな偶然あるんだな」
「正に運命の出逢いってやつ?」
口々に語られるものは、どれもが否定的ではなかった。
実にあっさりと『大学ではなかった』事を受け入れていた。
勿論本音はどうだは知らないけれど、少なくとも表面上は。
二度もは無理があるとも思ったが、あくまでも『偶然の出逢い』を貫く事にした。
ありのままを伝えていない罪悪感は、なくはない。
でも全部を馬鹿正直に言う必要もない。
第一、自分の中では限りなく『偶然に近かった』-そう思ってる。
メルアドの秘密も、解くのを諦めかけてた。
それからだって必要最低限の回数、事務的なやり取りだけだった。
二回目ももうないと思ってた。
『逢えない』って返事をした。
それでも逢えた-まるで『偶然』のように。
見えない何かに導かれるように。
掻い摘んだ説明を終え、泉夏は息を吐《つ》く。
心臓を波打たせながら待っていれば、拍子抜けするような反応が返ってくる。
「へー、そうなんだ」
「そんな偶然あるんだな」
「正に運命の出逢いってやつ?」
口々に語られるものは、どれもが否定的ではなかった。
実にあっさりと『大学ではなかった』事を受け入れていた。
勿論本音はどうだは知らないけれど、少なくとも表面上は。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


