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桜の季節が巡っても~追憶~
第58章 ふたりとも好き3(再編済)
「先生元気?」
「今、なんの仕事してんの?」
「それじゃあ今は、遠恋なんだ?」
質問が浴びせられる都度、当たり障りない範囲で泉夏は答えてゆく。
ほんの短い言葉、小さな声量で応じる泉夏を傍目に、龍貴は首を傾げる。
『彼氏の存在』が大勢の知るところとなり、気恥ずかしさ故とも思ったが-それにしては、なんだか様子がおかしい。
「『余計な事言わないでよ、龍』って思ってたり?」
新たなセブンスターを取り出しながら、龍貴は何気なく呟いた。
驚き。
泉夏は隣りを見る。
「照れてるってわけでもなさそうだし、なんか困ってる風だから。有栖川先生はお前の『彼氏』として不足してるものがあって恥ずかしいから、皆《みんな》に内緒にしておきたかった-」
-とか?
意味深な視線に、泉夏の頬が瞬時に染まる。
「そんなわけないじゃない」
「そう?」
「あんなに立派な先生に足りないものなんて、ひとつもない。恥ずかしいなんて絶対思うはずがない」
「『なんか悪い事言っちゃったかなあ、俺』って、繊細な心を痛めてたとこだから」
-なら、良かった。
満面の笑みを浮かべ、龍貴は咥えた煙草に火を点した。
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